A / A’
photo
ph デザイナーが撮る写真展 -第4回「色」- に写真作品を出展しました。
当初のコンセプトでは「ハンドルを回している間だけディスプレイに映っている写真がモノクロからカラー写真に変化する」展示を考えていましたが、期間や技術面を考慮して「会場の入口と出口に状態の異なる写真を2枚展示する」という方向性でコンセプトを練り直しました。
入口で展示されているのは、一見すると単なる花瓶に花が生けてある写真です。ですが会場内を歩き出口まで辿り着くと、鑑賞者は同じレイアウトの写真に再び出会います。この入口と出口で対面している2枚の写真を見比べていくと、萎れている花と萎れていない花があることに気付きます。この展示作品では生花と造花の時間経過を2枚の写真で見せることで、「美しい色とは何か」という問い、鑑賞者自身が2枚の写真の間に存在する時間そのものを担う、といったインタラクションを作り出すことを意図しています。
会期
2016.04.16〜04.17
会場
アーツ千代田3331 B104
- クライアント
- 自主制作
- 期間
- 2016.01〜04